CR松浦亜弥 (その2)

さて、先日書いた「CR松浦亜弥」の記事にトラックバックを頂きました。
ものすごく要約すると、先日の私の意見に対する反論でした。本日のこの記事を読まれる前に、トラックバック先の反論をお読みいただけると、わかりやすくなるかもしれません。
  
こちら
  
私も時間をかけて何度も読みました。私のどの意見に対する反論なのか、的外れな答えを私がするわけには行かないと思いますので。ただそれがトラックバック先の管理人様に的を得ている回答なのかは私には測りかねますので、是非ともトラックバック先の管理人様にもお読みいただければと思います。
アンテナに登録いただき、こちらからもお礼申し上げます。
  
  
  
  
太字になっている行を小見出しとさせていただき、私も活用させてもらいます。
その方がわかりやすくなると思いますので。
  
  
  
「パチンコが子供の夢を壊す」
  
私は「パチンコがいけない」とは一言も書いていないと思います。
ですが、パチンコに夢や希望があるのでしょうか?パチンコ店に従業員側として携わったことがあるかどうかはわかりませんが、少なくとも客としてパチンコ店に向かう時に、何を目的に行っていますか?夢ですか?希望ですか?今財布の中にある所持金を少しでも増やそうと思ってですか?
後の方に記述されていますが、「まがりなりにもパチンコで食っている身」というのは、従業員やパチンコ店経営者としてなのか、それとも遊興費を稼ぐ客側としてなのかはわかりませんが、どちらにしてもそこに夢や希望はありますか?
確かに特殊景品を使うことによって、ギリギリの線ですが法的にはクリアしています。ですが、だからといってギャンブルではなく遊戯だと言うのは、どうかと思います。
私はイメージダウンになるとは書いていません。ただし、イメージアップになるとも思っていません。またパチンコ=悪とも決め付けていません。
確かに企業である以上、利益を優先するのは当然でしょう。ですが、商品のイメージに合うかどうか、それを見極めずに短期的な利益を追求すると、長期的には利益を追求するどころか、損害を出すのみになっていきます。芸能界はお金で動いているかもしれません。が、そこにヲタが介入するのは、良くわかりません。ヲタがお金を出すことで、芸能界が動いてるのではなく、芸能界がお金を出して動かすことで、初めてヲタ側に情報が発表され、そしてヲタがお金を出してその情報を買う(CDやDVDを買う、コンサートに行く等)ことで、利益が生まれるのだと思います。
  
「招待券がオクに流れている事実」
  
確かにオークションは需要と供給が成り立つことで、初めて成立するものです。
ですが、今回は、あくまで企業側(今回はフィールズ)が顧客(今回はパチンコ店)に対して販売促進を行うために、対価を求めずにチケットを顧客側に配った「招待券」であって、顧客(この場合は、コンサートを見に行こうと思っているファンや一般客、それに転売屋)が対価を払って企業側(この場合は、コンサートを主催するイベンター)から購入した「入場券」ではないということです。
純粋にコンサートを見に行くにしても営利を上げようとする転売屋でも、「入場券」の場合は、仕入れるのにいくらかの金銭が発生しています。転売屋は仕入価格より販売価格が下回る「原価割れ」というリスクも抱えています。
しかし「招待券」は企業側が顧客に商品の販売促進のため、またそれ以降のつながりを持つために企画するもので、発表会にはなんら対価は求めていません。むしろ出費しかないものです。が、それを商品を売ることで、発表会の赤字を埋め、そして利益を追求するのです。
つまり、この「招待券」のオークション出品は、仕入価格がなく、売上のみが発生する、「利益の追求」つまり「営利目的」以外の何者でもないということです。
ですので、反論されている内容については、的が外れているとしか私には見えません。
  
「展示会へ行った理由」
  
松浦を見に行きたいという持ちはわかりますから、これについては同意します。(発表会に行くことの是非は別問題)

CR松浦亜弥に興味があるのもわかります。どんな台か、早くチェックしたいのもわかります。ですがエンドユーザーがそれをするのは、メディアを通して得る情報だけで十分でしょう。これは松浦ヲタだからとかそういうことは関係なく、パチンコ店に客としていく限りは、全ての人がエンドユーザーなんです。
入場の際に名刺の提示を求められるのも、たしかに不審者の排除もありますが、企業(フィールズ)が顧客(パチンコ店)を把握し、CR松浦亜弥を売るために、また今後企業(フィールズ)から発売される商品を顧客(パチンコ店)に紹介し、販売していくための資料になるのです。
テロリストの話は、あくまで例え話として出したもので、それをコンサート会場の入場チェックと比較されたところで正直困りますし、今回の名刺の提示は、セキュリティというより情報収集の意味合いの方が大きいと思いますので。
  
「なぜ歌披露に期待したのか?」
  
先日の日記にも書きましたが、あの発表会は「CR松浦亜弥の宣伝」であって「松浦亜弥の宣伝」ではないのです。
あの発表会に松浦亜弥を見る目的でいた人を除き、ほとんどの人が「CR松浦亜弥」を見に来ているのです。この台は集客できる台なのか、つまり店側に利益を与えてくれる台なのか、それを判断するために発表会に行っているのです。ぶっちゃけ店側にとって松浦亜弥は、アイドルであろうがグラビア系であろうが演歌であろうが特撮ヒーローであろうがアニメキャラであろうが、関係ないのです。店側はそれなりの金額を払って新台を購入し、入替をするのです。つまりそこには利益を求めるための初期投資がかかってるのです。初期投資する以上、利益を出さないといけないのですから、初期投資する前に発表会に足を運び、その台を見極めるのは当然の行為です。ですから、松浦亜弥を呼ぶ必要はないわけです。実際、地方の営業所(フィールズの)などでは、台を並べただけで発表会を行っていますが、そこにもパチンコ店の関係者は、台を見に来ています。
ではなぜ、高いギャラを払って松浦を発表会に呼んだか。これも書いてありますがただの「マスコミ対策」です。
企業側(フィールズ)が、「CR松浦亜弥」を発売しましたとプレスリリースしたところで、取材に来るマスコミはパチンコ雑誌くらいでしょう。「CR松浦亜弥」を導入する事は、世間に対してこれだけ効果があるというのを顧客(パチンコ店)に見せるためには、雑誌だけじゃなく、新聞やテレビなどの媒体も入った方が効果的なのは明らかです。
新聞・テレビにも取材に来てもらうためには、それなりのイベントがなくてはいけない。だから松浦を発表会に呼んだんです。企業(フィールズ)は、松浦に歌ってもらう必要なんて全くないんです。ただ新聞・テレビの取材陣を集めるためだけに呼んだんですから。そして顧客(パチンコ店)も歌ってもらう必要はない。あくまでPRして欲しいのは「CR松浦亜弥」であって「松浦亜弥」ではないんです。
  
「「アイドルあやや」イメージのPV7曲が使われたことについて」
  
一般人に「今の松浦」をアピールするのに、あの7曲でいいと思います?これからもああいったいわゆる「アイドルポップ」的な楽曲を松浦が歌っていくのであれば、あの7曲でいいでしょう。しかし今の松浦はあのような曲は歌っていません。今後また歌っていくかどうかはわかりませんが、「今の松浦」をアピールするにはならないでしょう。
またヘタをすると、パチンコを打つ一般ユーザーは、キャラクターがなんであろうが関係ありません。つまり「勝てる」か「負ける」か、そのどちらかしかないでしょう。そんな一般ユーザーに向けてアピールしても、効果は低いんではないでしょうか。
だからこそ「あの7曲」じゃなきゃ、企業側(フィールズ)はいけなかったでしょう。一般的に「松浦亜弥」=「アイドル あやや」なんですから。売るためには顧客(パチンコ店)には長い期間設置してもらうだけじゃなく、エンドユーザー(一般客)にも長く遊んでもらう必要があるのです。そんな一般客に「ずっと好きでいいですか」や「砂を噛むように…NAMIDA」などのPVを入れたところで、わからないんです。だからこそ認知されてる「あの7曲」じゃないといけないんです。企業側(フィールズ)が売るため、利益を上げるためには「あの7曲」しかないんです。
  
「統括」
  
私はパチンコがきらいなわけでもありません。事実過去には従業員として働いていたこともありますし、パチンコも打っていました。今はしませんが。
事務所に所属しているんですから、事務所の利益に貢献するのは当然です。が、イメージアップもダウンもさせない、目先の利益を優先させるようなのは、長期的にどうなのかと思います。
確かに私のはてなIDはayaya625です。昔は松浦が一推しでしたし、それ以外のメンバーには、正直興味はありませんでした。が、サイトを見れば今の私の推しは菅谷梨沙子であろうことはわかるはず。つまり、松浦には今はマジヲタという感情は持っていません。
今回の件でマスコミに取り上げられたのも、企業側(フィールズ)の思惑があるからで、事務所側にはそれほどの効果はないと思います。「松浦がテレビに出てる。よかったよかった」は、楽観的過ぎると私は正直思います。
パチンコをするヲタ・パチンコ店・フィールズも含めた遊戯台発売企業にしてみれば、「アイドル あやや」がパチンコ台になったというのは大きなニュースでしょう。ただそれは、ヲタ以外のパチンコをするエンドユーザーやパチンコをしない一般層には、関係ない話だと思います。

最後に、パチンコ店というのは、風営法のもと、公安委員会に許認可申請をし、営業している「風俗店」というのは、ご存知だと思います。だからこそ「高校生を含めた18歳以下の児童・乳児」は保護者の監督があっても、本来は入場できないところなんです。またパチンコ店は公営競技とは違い、「利益を追求する営利企業」なんです。もちろん公営競技も18歳未満の児童やまた18歳以上でも学生は投票券を購入することはできません。ですが公営競技は売上の25%(競馬は支持率によって変動しますがおおむね25%)を控除し、そこから運営費や施設費、そして慈善事業への補助金の支払も行われます。そして出てきた利益も地方公共団体に入るので、いずれは生活の何かに役立っているはずです。そして残りの約75%を売上に対してオッズとして発表し、的中者に還元しています。

競馬のイメージキャラクターのSMAP中居さんとパチンコのキャラクターの松浦。同じようで違うような気がするのは、私だけなんでしょうか。